共同相続人がいる場合に早めに解消をすることをお勧めする理由

相続は、何かとトラブルになりやすい問題でもあります。遺産を受け取る人が一人であれば揉めることはありませんが、複数人いる場合は注意しなければならないことが多いです。

中でもトラブルにつながりやすいのが「共同相続」の状態です。

ここでは「遺産相続に関する分割でもめたくない」と考えている方のため、注意点をご紹介します。共同相続や共同相続人に関する詳細や、なぜ共同相続だとトラブルになりやすいかなどを確認しておきましょう。

遺産相続や分割に関するポイント、注意点を理解しておくことにより、できる限りトラブルを避けられるようになります。ぜひ参考にしてみてください。

共同相続人(共同相続)とは?

共同相続とは、その名の通り被相続人の遺産が分割されておらず、複数の相続人が共同で相続している状態のことです。通常、相続が発生したら誰がどれをどの程度相続するか決めることになりますが、これが行われていない状態を指します。共同相続の対象となっている人が共同相続人です。

なぜ共同相続になってしまうのか?

共同相続になってしまう大きな理由は、遺産の分割がうまく進まないことにあります。

具体的な分割の割合などについては、共同相続人で話し合いをして決めなければなりません。しかし、お互いの予定が合わない、時間がない、分割の内容に納得できないなどの理由で話が進まないケースがあります。すると、共同相続になってしまうのです。

共同相続はトラブルの元になる

共同相続は何かとトラブルにつながりやすい状態です。以下のようなトラブルが起こる可能性があります。

トラブル1  何をするにしても自分1人で決められない

相続した遺産を売却・処分しようと考えた際、共同相続になっている場合は相続人全員の許可をもらわなければなりません。他にも、相続した不動産の入居者を募集するなど、契約に関する行為は持分の過半数以上にあたる許可が必要です。

特に、大きな資産である不動産を共同相続するケースがあります。しかし、相続したばかりの時期は親族で仲が良かったものの、途中で関係性が悪化し、衝突してしまう可能性もゼロではありません。そのような状態になった際、話をまとめるのは非常に難しくなります。

トラブル2 持分が細分化される

共同相続の状態で共同相続人がなくなった場合、それを相続する際に持分が細分化されてしまいます。誰がどの範囲までの持分になっているのかがわからないと、管理や売却・処分などに関する意思の確認や一致が困難になります。

トラブル3 預金の払戻に時間がかかる

相続が発生した場合、被相続人の預金口座は遺産分割終了まで凍結されることになります。そのため、共同相続の形となり、なかなか遺産分割について話が進まないとそれだけ凍結の解除が遠くなってしまうのです。

共同相続人全員の署名や印鑑証明を用意して申請すれば、共同相続の段階でも払戻が可能ですが、時間と手間がかかります。

できる限り早めに共同相続解消するのがおすすめ

いかがでしたか?
今回は、遺産の相続や分割でトラブルになりやすい共同相続についてご紹介しました。
遺産相続に関するトラブルを避けるには何に注意すれば良いかがご理解いただけたかと思います。ただ、ケースによってはなかなか共同相続の状態を解消できないことも多いです。

早く円満な遺産分割をするためには専門家の力が必要なこともあります。共同相続解消がうまくいかないでいるのであれば、税理士を頼ってみてはいかがでしょうか。

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筆者情報

氏名:山根 謙二 (やまね けんじ)
資格:税理士(税理士登録番号92527号)
行政書士(行政書士登録番号18342346号)
相続手続カウンセラ-
専門分野:相続税、事業承継
出身:広島県廿日市市
趣味:ゴルフ、旅行(海の綺麗な所)
お客様に一言:相続の事なら何でもご相談下さい

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