相続人全員が相続放棄することは可能か?残された財産の行方

故人に財産があるときは、法定相続人はそれを引き継ぐことになります。しかし、相続放棄することにより、遺産を引き継がないことが可能です。この場合、相続人全員が相続放棄をした場合、残された財産はどのようになってしまうのでしょうか。

「相続放棄を検討しているけれど、全員に引き継がれなかった財産がどう扱われるか気になる」と考えている方のため、詳細についてご紹介します。この記事を読むことにより、相続がおこなわれなかった財産の行方などがわかります。

相続人全員が相続放棄することはできるか

結論からいうと、相続人全員が財産を引き継がないことは可能です。相続はプラスとマイナス両方の財産を受け継ぐことになります。仮にプラスの資産よりも借金が多い場合、相続放棄をすることにより、借金の支払いを免れることが可能です。

注意点として、全員が引き継がなかったときは相続順位が繰り上がり、もともと相続人でなかった人が相続人となります。例えば、被相続人の配偶者とその子供が全員相続の放棄をおこなったときは、次に相続人として挙がるのは被相続人の父母、その次が兄弟姉妹です。

被相続人が借金を残している場合、自分たちの相続放棄によって新たに相続人となる方にはその旨を伝えましょう。連絡を取り合い、全員で引き継がないことを決めたほうが良い場合もあります。伝えず、借金があることを知らずに相続させてしまった場合、大きなトラブルにつながる可能性もあるでしょう。

相続放棄された財産はどうなるのか

順位が繰り下がっても全員が相続を放棄した場合、引き取り手のいない財産は国庫に帰属されます。借金については相続放棄された遺産から返済しますが、足りない場合は連帯保証人に支払い請求される可能性が高いです。

相続人が連帯保証人になっているようなケースもありますが、この場合、相続放棄しても連帯保証債務から免れることはできないので注意しましょう。

親族でよく話し合いをすることが重要

いかがだったでしょうか。相続人全員が相続放棄できるのか、引き継がれなかった財産はどうなるのか解説してきました。財産の行方などをご理解いただけたかと思います。

法律に関することでもあるため、相続関係の不安を感じている方もいるでしょう。何か困ったことがある場合、税理士などの専門家に頼りながら悩み解決につなげてみてはいかがでしょうか。

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筆者情報

氏名:山根 謙二 (やまね けんじ)
資格:税理士(税理士登録番号92527号)
行政書士(行政書士登録番号18342346号)
相続手続カウンセラ-
専門分野:相続税、事業承継
出身:広島県廿日市市
趣味:ゴルフ、旅行(海の綺麗な所)
お客様に一言:相続の事なら何でもご相談下さい

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