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時計にも相続税はかかる?評価方法や申告時の注意点を解説

2026年06月20日

時計は相続財産と判定される可能性がある動産であり、一定の価値がある場合は相続税の課税対象となります。
特にロレックスなどの高級腕時計は価値が高く、評価額によっては相続税に大きく影響するアイテムの一つです。

その一方で「時計の評価額はどのように決まるのか」「購入時の価格で申告するのか」と疑問を持つ方も多いでしょう。
また、ロレックスのみが遺産である場合と不動産など別の遺産とあわせて相続する場合では、条件が異なります。
本記事では、時計と相続税の関係や評価方法、相続税申告時の注意点について解説します。
時計以外にも価値のある動産を受け継ぐ方も役立つ情報なので、ぜひ参考にしてください。

時計にも相続税はかかる?

ロレックスをはじめとする価値の高いハイブランドの時計は不動産や預貯金と同様に相続財産として扱われます。
そのため、相続した時計に価値によっては相続税の課税対象となる可能性があるため、まずは価値を確かめることが大切です。

なお、相続税は相続財産の総額から基礎控除額を差し引いた金額に対して課税されます。
ただし、時計単体に相続税がかかるわけではなく、他の資産と合算して判断されるため、遺産の正式な額を算出することが大切です。
一般的に相続の対象になる時計は、高級時計やブランド時計、宝石が装飾された時計などです。
このような時計が遺産に含まれている場合は、相続税評価の対象となるか確認しましょう。

時計の評価方法

ここでは、ロレックスをはじめとする時計の評価方法の例をご紹介します。
時計の価値は常に変動しているので、評価方法を把握しておくことが大切です。

時計の評価額は時価を基準に決まる

相続税における時計の評価額は、原則として相続開始時点の時価を基準として算出します。
ここでいう時価とは、実際に市場で取引される価格を指します。
購入時の価格が高額であっても、中古市場での価値が下がっていれば評価額も低くなる場合があるので、必ず最新の価格をチェックしましょう。
なお、ロレックスなど市場価値が上昇しているブランド時計は、購入価格を上回る評価額となる可能性もあります。
そのため、人気の時計が遺産にある場合は、念のために価格をチェックすることが大切です。

査定額を参考にする方法

時計の評価額を判断する際は、専門業者による査定を利用する方法が一般的です。
特に高級時計はモデルや製造年、状態によって価格が大きく異なるため、自分で評価額を判断することは困難です。

査定書を取得しておけば、相続税申告時の参考資料として活用しやすくなります。
査定は、質店や買取店などで受けられます。

付属品や状態によって価値が変わる

時計の価値は本体だけで決まるわけではありません。
例えば、次のような要素によって評価額が変動します。

  • 箱や保証書の有無
  • オーバーホール履歴
  • キズや故障の有無
  • 限定モデルかどうか

保管状態が良い時計ほど価値が維持されやすいため、査定額にも影響を与えます。
例えば、高値がつくロレックスであっても保存状態が悪ければ、価値は大幅に下落して相続税の加算対象にはなりません。

相続税申告で注意したい時計の種類

ここでは、相続税申告で注意したい時計の種類についてご紹介します。
時計は価値の変動が激しいですが、特に近年は高値が続いています。
ブランドの時計が遺産に含まれていたら、トラブル防止のためにも査定を受けるのがおすすめです。

ロレックス

ロレックスは中古市場でも需要が高く、相続税評価額が高額になるケースが少なくありません。
特にスポーツモデルや限定モデルは価値が上昇していることもあるため、相続税申告前に査定を受けることが重要です。
状態が悪いものでも一定の価値がつく可能性があります。

オメガやグランドセイコー

オメガやグランドセイコーも高い価値を持つブランド時計です。
モデルによっては高額査定となるため、相続財産として適切な評価を行う必要があります。
ただし、状態によって価格が大きく上下するので、破損していたり動かなかったりする時計ならば「形見」としてわけても問題ないものもあります。

希少性の高い高級時計

パテックフィリップやオーデマピゲなどの高級時計は市場価格が高く、相続税額にも大きく影響する可能性があります。
市場での取引事例が少ない場合は、専門家や査定業者へ相談することをおすすめします。
また、貴金属をふんだんに使った時計も注意が必要です。
K18 やK24の時計は、貴金属としての価値があります。
刻印をした時計は金やプラチナとしての価値を査定してもらいましょう。

時計の相続税申告で注意したいポイント

ここでは、時計の相続税申告で注意したいポイントを紹介します。

複数の時計をまとめて評価しない

相続した時計が複数ある場合は、それぞれ個別に評価することが重要です。
ブランドやモデルによって価値が大きく異なるため、一括で評価すると適正な評価額にならない可能性があります。
必ず信頼できるところで一つずつ査定してもらいましょう。

査定結果を保管しておく

相続税申告後に税務署から確認を求められる場合もあります。
そのため、査定書や価格の根拠となる資料は保管しておきましょう。

評価に迷う場合は専門家へ相談する

高額な時計や評価が難しい時計を相続した場合は、税理士などの専門家へ相談することも重要です。
適切な評価額で申告することで、申告漏れや過大申告を防ぎやすくなります。

相続した時計を売却する際の注意点

相続した時計は売却することも可能です。
ただし、売却価格と相続税評価額は必ずしも一致するわけではありません。
また、ブランド時計の買取価格は業者によって異なるため、必要であれば、複数の業者で査定を受けることをおすすめします。
特に高級時計は数十万円から数百万円の差が生じる可能性もあるため、慎重に判断することが重要です。

まとめ

時計は相続税の課税対象となる相続財産の一つです。評価額は購入時の価格ではなく、相続開始時点の時価を基準として判断されます。
特にロレックスなどの高級腕時計は価値が高く、相続税額に影響する可能性があるため注意が必要です。
適正な評価額で申告するためにも、査定を活用しながら必要に応じて専門家へ相談し、円滑な相続手続きを進めましょう。

筆者情報

氏名:山根 謙二 (やまね けんじ)

資格:税理士(税理士登録番号92527号)
   行政書士(行政書士登録番号18342346号)
   相続手続カウンセラ-

専門分野:相続税、事業承継

出身:広島県廿日市市

趣味:ゴルフ、旅行(海の綺麗な所)

お客様に一言:相続の事なら何でもご相談下さい